慢性鼻炎とくしゃみの関係は?

鼻水がだらだらと流れるのとは別にくしゃみが止まらないというヒトもいます。

くしゃみが多いからと言って、慢性鼻炎だとは限りません。

なぜくしゃみがでるのかをまとめてみました。

くしゃみは慢性鼻炎が原因とは限らない?

くしゃみは、鼻に異物が付着したときに、空気で一気に吹き飛ばそうとする生理現象です。

このくしゃみは我慢することはできず、くしゃみがでそうになると、出さずにはいられなくなります。

くしゃみを出さないようにするには余分なものを吸い込まないようにすること、これしかありません。

そのため花粉症の方は分かるのかと思いますが、花粉というゴミを吸い込んでいるからこそ起こるというわけなんですね。

例外として、くしゃみはウィルスには反応しないため、風邪やインフルエンザの時にでるくしゃみは、別のなにかに反応しているというわけです。

意味もなくくしゃみが止まらないこともある?

アレルギー性鼻炎とは関係ないにも関わらず、くしゃみが止まらないという事もあります。

非アレルギー性鼻炎、もしくは血管運動性鼻炎
とも言われており、アレルギー検査でも陰性の場合にこの病名が診断されます。

よくわからない鼻炎の場合は血管運動性鼻炎と診断してもよいとなっていますが、診断するには一定のルールも存在します。

血管運動性鼻炎が考えられる基準

・くしゃみ、鼻水、痰などを連発し、アレルギー性鼻炎のような症状とみられる。(どれか1つでもあればよい。)
・鼻炎の要因が考えられない。
(職場や学校など外部的要因がない。6ヶ月以上、喫煙歴がない。鼻炎を誘発する薬を使っていない。妊娠、授乳中ではない。シックハウス症候群ではない。)
・内視鏡検査などで鼻茸が確認できなかった。
・ige血液検査やパッチテストによるアレルギー検査では陰性を確認。
・鼻汁に好酸球の存在が確認できない。(鼻水に好酸球という白血球がいるとアレルギー性鼻炎の可能性が高いです。)
・レントゲンやCTで蓄膿症が確認できなかった。

現在の治療方法としてはステロイド点鼻薬か抗ヒスタミン薬の処方が一般化されています。

これらはアレルギー性鼻炎の時に処方されるものですが、「症状が緩和された。」という患者さんもいるため、

「症状がわからないけど、アレルギー性鼻炎の薬でも試してみようか?」

というのが現状です。

これでも症状が改善しない場合は、下鼻甲介という部分を切除するか、もしくは後鼻神経という鼻の奥にある副交感神経を切ってしまうと治るとも言われています。

これができる代表的な病院は、鼻のクリニック東京かサージセンターという病院になります。

費用は20万円前後で、保険適用できるので高額療養費制度となれば、実費負担が10万円以下におさまることもあります。

慢性鼻炎とくしゃみのまとめ

血管運動性鼻炎は、原因や治療方法がまだはっきりしていません。

そのため、慢性鼻炎の1種と考えてもいいのですが、くしゃみを連発しているから慢性鼻炎とは限りませんね。

くしゃみは三叉神経や後鼻神経などの自律神経に関係しているため、ストレスや疲れなどを抱え込んだ場合に誤作動で起こることもあると言われています。

こころあたりがあるのなら、まずはリラックスする方法を探してみるのも良いのかもしれませんね。